DAIKYU DIARY 大九日誌

シンコーストゥディオ代表 米井がつづっています

働く女性と授乳服

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気楽に子育て


先日、つくばにあるモーハウスという会社に行ってきました。モーハウスは「授乳服」という、お母さんが外で子供におっぱいをあげていてもわからないような洋服のジャンルを作ってしまった、革新的な会社です。モーハウス
そこの代表光畑さんとは、以前から子供の年齢が同じで時々ランチなどをさせてもらっていました。今回は初めてつくばの本社までうかがわせていただきました。ここやショップでは、子連れ出勤を推奨していて赤ちゃんも、社内にいて、普通に風景に溶け込んでいます。1歳までは子連れOKにしているそうです。
子連れ出勤や母乳育児には、色々議論があるようですが、この会社の基本的な姿勢は「そんなに頑張らなくても。楽に子育てしましょうよ。」というものです。

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働く女性はそんなに頑張らなくても


育児で社会と育児中の女性との壁を作らないという想いがあると思います。
私も、2人の子供を育てながら仕事をやめずにずっと続けてきましたが、結局、肩肘張らないのが長く続く秘訣かもしれません。完璧を目指さなくて、いい。そういう気がします。

そして、そういう流れが確実に今の社会にあって、その流れをきちんと感覚的に汲み取って仕事にフィードバックさせていく。そういうことが実は、消費者目線でものが見ることができるってことではないかなあ?と、最近思うようになってきました。とはいえ、それを仕事というレベルにもっていくには、それ相応の努力は必要なのですが。

でも、完璧ではなくてもいいと、そういうやさしい社会であることのほうが、女性のみならず男性にも優しいと思います。

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

エシカルと日本の仕事

エシカルとは何ぞや


ファッション・ジャーナリストの生駒芳子さんとフェアトレードのセレクトショップLove&sense代表・髙津玉枝さんの対談に出てみました。というのも、ジュエリーを生業としている者としては、最近台頭してきたエシカルジュエリーなど、少々新しい動きとどう向き合っていけばいいのか?
日本の仕事との折り合いはつくのか?など、様々な疑問を持っていたからです。

そもそも「エシカル」とは「道徳的な、倫理にかなった」というような意味で、私たちが消費しているものの生産背景を知り、問題解決のために作られたものを適正価格で買う。それによって今世界中で今緊急課題とされている、「貧困問題」、「人権問題」、「気候変動」を解決するための、大事なきっかけにしよう。という動きです。

ファッショナブルでカッコイイ


今までの途上国への支援は、「かわいそうだから買ってあげる。」という意識が強かったかもしれません。しかし、それでは継続性がない。今のエシカルの活動の最も重視しているものは、継続性(Sustainable)、信頼, 敬愛、創造、品質だそうです。
継続持続性があるためには、ファッションだったら格好良く、クールでなければ、お客様はまた欲しくならない。それでは、結局問題解決にならないという考えです。

日本の仕事がつながる可能性


日本の仕事と、このエシカル商材がどう結びつくかといえば、原材料は世界各国のフェアトレードのパートナーなどから入れて、それを日本で製品にするとか、ここまでの細工は海外でやってもらうけれど、その先の完成度の高い仕上げは日本国内のきちんとした仕事をするクラフトマンにお願いする。
実は、そういう仕事の住み分けをしているようです。

ですから、決して海外で安く作って日本に売るという単純な図式ではないということがわかりました。

その動きは、現在様々な海外ブランドで、まさにトレンドとして支持されていて、ルイ・ヴィトン、三宅一生、アニエス・べー等の有名ブランドがコレクションに取り入れています。
つまり、結構エシカルと日本のいい仕事は、相互理解が可能で、むしろ新しい試みをしていけるのかもしれないという実感を得ました。
日本のもの作りを伸ばしながら日本を含めて世界の様々な問題に向き合えたらいい形ができそうです。

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

新年を迎えて バハレーンという国で

新年明けましておめでとうございます。
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今年は、こんな近未来的なビルの画像からです。

ジュエリーとは全く、縁もゆかりも無いようですが、ジュエリーの縁で(つまり人は、それを仕事というかもしれない。)で中東バ12月にハレーン(Bahrain)に行ってきました。

ほとんどは、ジュエリー会社さんとのディスカッションでしたが、返ってそれが実際のビジネスやそこで働く人の生活を垣間見るいい機会となったように思います。

バハレーンというとどういうイメージでしょうか?中東のしかも小国。場所すらなかなか出てこないかもしれません。ペルシャ湾に浮かぶ、島々から出来た国で、隣のサウジアラビアとは一本の道路でつながれており、休日にはサウジからの観光客がたくさんやって来ます。一方、サウジと反対の、ペルシャ湾をまたいだ反対側はイラン。そんな場所です。
最近ではドバイの発展が著しく、報道で取り上げられますが、その前はバハレーンが海外の駐在事務所を構える、場所でした。今でも、中東では英語が最も良く通じる、仕事のしやすい国ではないかと思われます。

今回はその後ドバイにも数日滞在しましたが、バハレーンのほうが多少落ち着いている、少し田舎といいますか、そんな感じがしました。ペルシャ湾のエメラルドグリーンの美しさと、静かな街の感じは、ドバイより成熟しているような気もしました。

こんな国で、日本のジュエリーとどうやって仕事を一緒にするか?とても課題はたくさんありますが、あまりにも違うというところが「とてもいい」のではないかな?そんな直感がする出張でした。実際、空港に東洋人女性は私だけでしたし、明らかにマイナー人種。かなり、じろじろ見られているなぁ?と感じました。
様々な国からの出稼ぎ労働者で、人種はごちゃごちゃ。インド、パキスタン、バングラディシュ、その他中央アジアなどから来ている方が多く、空港はそういう人たちでごった返しています。アラブ人は10~15%程度で非常に少ないのです。皆、民族衣装のまま、現地で生活をしているので出身がすぐにわかります。世界の貨幣価値の差、貧富の差、そういったものを目の当たりにした感じがしました。

こういうことを肌で感じる、そこから日本って、本当に特殊なんだ!日本人であるということはどういうことか?しみじみ考えさせられる旅でした。

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

富山の薬売りさん

富山の薬売り恐るべし

先日、職場に富山の置き薬、いわゆる富山の薬売りが来ました。
この商売、かなりすごい。薬を薬箱ごと各家庭に置いておき、使った分だけ料金をいただくというシステム。何ヶ月かに一回訪問して、また新しい薬を補充していく。
歴史的には、どうやら、関が原の戦いの後、加賀藩から独立し財政的に苦しくなった富山藩が始めた事業で相当の歴史があるらしい。

富山の薬売りの脈々と繋がる基本理念は「先用後利」。先用後利は「用いることを先にし、利益は後から」という考えで「用を先にし利を後にし、医療の仁恵に浴びせざる寒村僻地にまで広く救療の志を貫通せよ。」という社会的貢献をきちんとうたっている。
Wikipedia

また、顧客管理簿や得意先台帳のことを懸場帳(かけばちょう)といって、その家の家族構成から、服用履歴、集金履歴が全部載っているそうだ。

また、なんともいいのが薬のネーミング
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「赤玉小粒はら薬」「ヒフダイヤ」ほらほら、有名なあのお風呂屋さんの黄色い桶の「ケロリン」もそうです。富山にはたくさん独自の薬を作っている会社があって普通あまり薬局には並ばないようなネーミングの薬とレトロなデザインがたくさんあるんです。

すばらしい独自性と深い理念。

なんかそういう歴史をしょって営業に来られると、断れなかった。今、ぽつんと薬箱が置いてあります。

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シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

ジュエリー・アーティスト・ジャパン 勉強会

桜満開の中、3月28日ジュエリー・アーティスト・ジャパンの勉強会が渋谷で開催されました。
ジュエリー・アーティスト・ジャパンはシンコーストゥディオの代表・米井が立ち上げた若手ジュエリークリエーターのための勉強会です。

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今回は「ブランドジュエリー」編集長・渡辺郁子さんの講演。海外で育った経験を持つ渡辺さんは、精力的に国内外のジュエラーを取材し、様々なジュエリーの迫力ある画像をお持ちいただきました。ジュエリーといういうものは「自己表現である。」 そして、その流行の移り変わりは女性の社会進出と切っても切り離せないというお話をされ、若手に対する熱いメッセージが込められていました。
画像は、海外のジュエラー,は アスプレイ, アウトーレ, ドゥ ヴルーメン, ジャスティナ, ベス・クロウ, Matio Cielo, Momo Creatura, シィオ・フェネル, ムサイフ, ヴィアナ等を。

日本国内のジュエラーのもは、ウエダジュエラー、ラトレイア 丸川隆英、丸川正剛、首藤 治、村松 司、長井 豊 を紹介くださいました。海外のジュエリー事情もライブ感溢れるご報告。

その後のディスカッションでは、若手のクリエーターの方々、長年ジュエリー業界でキャリアを積んだ様々な職種の方々も話され、ジュエリー業界の今後に何か新しい光が差す思いでした。熱い情熱を持っている大人達がこんなにいるなんて。熱すぎて、若手の方々には子供っぽく映ったかもしれませんね?でも、いつでも熱い情熱を持ったジュエリークリエーターになって欲しい。

そう思う、夜桜の晩でした。

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

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