DAIKYU DIARY 大九日誌

シンコーストゥディオ代表 米井がつづっています

3月11日に思うこと

あれから4年、友人のモーハウスの光畑さんが、ヨミウリオンラインに書いていたことをを読んで、「ああそうだったのか」と思いました。
ヨミウリオンライン

4年前、シンコーストゥディオの店舗も、とりあえず近くに住んでいる者だけで一日も休まずに、とにかく営業を続けたのを覚えています。
何しろ、売っている物がジュエリーですから、震災時に物が売れるわけないのです。

でも、なんだか、意地というかなんというか、そんなものがありました。

「非常事態だからこそ、『普段』をちゃんと作ること。」そう光畑さんが書かれていて、私たちにもそういう気持ちがどこかにあったのかもしれません。りっぱな意志などありませんでしたが、不思議と皆話に来ました。

いつもだったら、忙しくてゆっくり話せない人が、電車が止まったり、会社が休みでお店にやって来ては、結構長々と話していく。
ジュエリーのお店というのは、ちょっと入りにくいのですが、一度入り浸ってしまうと、これほど居心地がいい場所はないらしい。
震災時ですから、ジュエリーを買ってもらおうとも思っていないし、お客様もとにかく顔だけでもだしてみるといった感じで、色々お話しをしました。
電車もとまりがちだったにも関わらず、わざわざ、遠くからマリッジリングの注文に来て下さったカップルもいました。

やはり、あの時から、ジュエリーというものの役割をっもっと深く考え始めたのだと思います。

多くの人の犠牲のもとに今はある。
だからこそ、日常を提供できるようこれからも続けていこう。

そう、心を新たにする3月11日でした。

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

昴(すばる) 和彫りシルバーピアス 発売です!

昴ーすばる 和彫りーシルバーピアス


昴のピアスがついに発売になりました。

今回のピアス製作の合い言葉は「かわいい!きれい!日本の技が生きている!」です。昴シリーズ、すでにペンダントでも発売し、好評を博しています。何より、若手の彫職人を育てていこうという小さなミッションを持った商品。今回も若手が心をこめて丹念に彫り上げています。 大きさや機能性、何よりシルバーながらきちんとした仕上げと丁寧な造りにこだわりました。デイリーにも使えるけれど、ちゃんと日本の物造りのスピリッツが生きている。ちょっと誇らしげなジュエリーなのです。


和彫りはこんな感じで一点一点手で彫るのです。
昴ーすばる 彫り職人
 「鏨(たがね)」と「小槌(こづち)」いう日本古来の道具を使います。

昴(すばる)ピアス
925スターリングシルバー 和彫り ピアス
\18,900(税込)

この商品は、シンコーストゥディオの
世田谷本店

Webショップ
でお買い求め頂けます。Webショップは¥15,000以上配送料無料で配送いたしますのでご利用ください。(一部の地域は該当しません。)
在庫が無い場合は、一からお造りしますので、少々納期を頂きます。

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

シャイン・オン!キッズ チャーム発売に寄せて 

小児がん、重い病気と闘う子どもたちと家族の支援のために
2月15日は国際小児がんデー。その日に、シンコーストゥディオとNPO法人シャイン・オン!キッズとのコラボレーションで作品シルバーチャームが発売されました。
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シャイン・オン!キッズは東京の成育医療センターで治療を受け、2歳を目前に小児がんで亡くなったタイラー・フェリス君のご両親、マークとキムによって2006年に設立されたNPO法人です。小児がん、重い病気と闘う子供たちと家族の支援のために様々な活動をしています。この7年間の短い間に、ビーズ・オブ・カレッジ®・ファシリティー・ドッグプログラムと素晴らしい活動をどんどん展開して来ました。その熱い情熱に動かされ、シンコーストゥディオはこのプロジェクトにシャイン・オン!キッズと共に取り組み始めたのです。
最初にこのシャイン・オン!キッズの理事でもあり、タイラー君の母でもあるキムに会ったときの事をまだ覚えています。
あまりにも活動的で明るく元気なので、うかつにも私は当の本人であるということに気づきませんでした。彼女はタイラー君が亡くなる2年の間、我が子の闘病に寄り添い、最終的には骨髄移植の提供までしたのです。おそらくその闘病の間には、悲嘆、絶望、時には希望を持ちながらも悩みぬいたことでしょう。しかし、その中で日本の子供たちの闘病生活の実態を知り、彼女とその家族はタイラー君の死で、悲嘆にくれているのではなく、この死をムダにしないという選択をしました。不退転の決意と希望を持って。
強い決意は、いつの時代でも人の心を感動させ、人を動かすのです。
私もその一人となりました。
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この仕事の提案をキムから受けたとき、本当に嬉しかった。
ジュエリーという物は、人と人の想いをつなぐ、それがジュエリーの本来の役割だと考え続けてきました。だからこそ、このチャームを身に着けて、シャイン・オン!の子供たちと想いを共有することができる。そんな商品を造る事ができるなんて!ジュエラーとしては、意義を感ぜずにはいられませんでした。
さらに製作上で心を砕いたのは、チャリティーだからという理由で買って頂く商品ではいけないということ。シンコーストゥディオのジュエリーとしてのデザイン性や製作のクオリティーを徹底したものに仕上げる。その中にシンコーストゥディオならではの日本の仕事や感性も反映させていく。難しいけれど、どうしても実現させたかったことです。そして、和彫りの職人によって、裏面のつや消し部分に星たちが鏨(たがね)でひとつずつ彫られていきました。今回は、未来を担う若手職人に想いをこめて彫ってもらいました。この「星」はシャイン・オン!の子供たち一人一人でもあるのです。
シャイン・オン!キッズと、シンコーストゥディオのスタッフ、デザイナー、職人等が皆、熱い熱い想いで取り組んだ作品です。収益はシャイン・オン!キッズの様々な活動に生かされます。

この機会を与えてくれた様々な方々にお礼を申し上げたい。そして何より、子供たちに輝き続けてほしい。
これからもずっとシャイン・オン!

シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

花芽(はなのめ)

SHINKO STUDIO

かなりビックサイトで行われたショーで人気だったうちの作品。特に和彫りの作品は反響が大きく、少しずつ少し深く踏み込んで紹介していこうと思います。

今日は花芽(はなのめ)

「花芽」は地金から板を切り出し、カーブをつくっていきます。糸鋸を使い、一点ずつ丸や四角の板を切り抜きます。その後、矢坊主(やぼうず)という工具で叩きながら、微妙なカーブをつけていきます。金やホワイトゴールドって、生き物みたいに延びたりします。
そうやってできたものに、裏にチェーンが通るバチカンやピアスの金具をロウ付けしていきます。
普通の溶接とロウ付けは何がちがうのでしょうか?
ロウとは、金の場合は金ロウ・プラチナならプラチナロウを使います。金は金でも少し金純度の低い融点の温度が低いものを金ロウと呼びます。それを溶かして金同士を繋げる接着剤になる訳です。同じ金属ですのでこの結合はとても強固ですし、磨けばほとんどロウ目がみえません。

そして出来上がったペンダント等に今度は鏨(たがね)で彫を入れていきます。これが、又大変です。鏨(たがね)は1回づつその模様に併せて、先を作っていきます。このシャープな線はそういった、前準備があってこそ。もちろん、どういった鏨を作ればいいかは、長年の勘。そしてまるで絵を描くように、彫っていきます。基本鉛筆で書けるものは、何でも彫れてしまうそうです。すごい技術。
職人の横顔はこちらから。
>http://www.shinkostudio.com/creator/04.html

そしてこんな作品が出来るんです。
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シンコーストゥディオ/ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)

代表 米井亜紀子

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